R & D

電気電子工学科 通信システム工学講座
記録工学研究室

 最近のハードディスク,ディジタル VTR, DVD 等のディジタル情報記憶装置の記憶容量の向上には目覚ましいものがある。 ハードディスクが世に出てからこの 46 年間で記録密度は実に 1820 万倍も向上している。 この記録密度はディスク上の 1 cm の長さに約 23 万個もの微小な棒磁石を “1”, “0” のデータに応じて向きを変えて並べたトラックが 1 cm 幅に約 2.4 万本も走っていることに相当する。 このようなウイルス程度の微小棒磁石からの漏れ磁束から微弱な信号を検出するためには高性能のヘッドやディスクの開発だけでなく,優れた信号処理技術の開発が必須となる。

 本研究室は,大澤壽教授,岡本好弘助教授,斎藤秀俊助手の 3 名の教官,10 名の学部生, 15 名の大学院生からなり,高密度ディジタル情報記憶装置のための信号処理方式の開発研究を行っている。 最近のディジタル情報記憶装置には PRML 方式と呼ばれる信号処理方式がなくてはならない技術として取り入れられている。 本研究室では,この PRML 方式のディジタル VTR への導入を世界に先駆けて提案した。 以来,21 年に亘って我が国におけるこの分野の研究の先導的役割を果たしてきた。

 最近では,通信・放送機構 (TAO) の「創造的情報通信技術研究開発推進制度」により約 6 千万円の研究助成を受けて,ディジタル磁気記録システムの信号処理方式評価システムを完成した。 本システムは実機に近い状態で信号処理方式の性能評価が可能であり,高性能信号処理方式の開発研究に威力を発揮する。 現在,これを用いて近未来の超高密度磁気記録方式として期待されている垂直磁気記録のための信号処理方式の開発研究に鋭意取り組んでいる。

( 平成 13 年 2 月 )

本研究室は愛媛大学の特色ある研究として紹介されています
Simulation Experiment
Equipment PaperReference

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